【いつでもキャンプ】個人で山林を持つことは可能なのか?

こんにちは、こんたろです!

キャンプを趣味にしている人なら

誰でも一度は考えたことがあるはず。

自分の山を持って、

自由にキャンプしたい!

Youtubeなどで

自分の山を買ってキャンプしてみた、

という動画もけっこう見ますよね。

そろそろ自分も…!

とか、思ってしまいます。

しかし山を持つ、ということが

よくわからないため

どうしても一歩踏み出せない

という人も多いのでは。

山を買うのはやめておけ、という動画もあります。

自分の山を持つというのは

どれくらい難しいことなのか?

それとも意外と問題ないレベルの話なのか?

ちょっと探ってみましょう。

地目が『山林』であること。

山を買いたい。

でも、山をまるごと買うわけじゃないよね?

キャンプが目的の場合、

地目が『山林』(普通林)となっている土地を

選ぶことが多いようです。

メモ

地目 : 土地の用途による区分。

これによってやって良いこととダメなことが決められている。

つまり山を買うというのは、

土地を買うこと。

そして同じ山でも、

『保安林』となっている土地は

無許可で伐採や整地を行うと

処罰の対象になります。

山を買う場合は、

必ず山林(普通林)であることを

確認しましょう。

市街化調整区域外であること。

山林管理の休憩場、荷物置き場、

あるいは悪天候時の避難場所として

小屋を建てる場合があります。

『山林』という地目の土地に

建築物を建てた場合、

厳密には『宅地』に

地目を変更する手続きが必要ですが

小屋くらいで申請している人は

あまり居ないようですので

ちょっと置いておきます。

それよりも、

その土地が市街化調整区域かどうか

が一番のポイント。

市街化調整区域の場合、

ある特例以外の建築物は不可とされています。

小屋だろうがなんだろうが、

一般の建築物はNGです。

いろいろとややこしいので

詳しくない方は避けたほうが無難です。

視点は違いますが、こちらの記事が参考になります。

オウチーノ|市街化調整区域とは?売れない原因とその対処法

キャンプに適した山の条件

一般的なキャンプ場を想像してもらえば良いのですが

車でアクセス出来て、

炊事場があって、

水が出て、

トイレがあって、

照明があって、

芝生が整っていて、

平らな場所が多い。

目にすることはないけど、

電気柵などで獣害対策もされている。

山林を購入する場合、

全て存在しません。

自分で開拓し、

整地して、

設備を整え、

草刈りなどの管理をし、

それを継続する必要があります。

そのため、

現状で木が多いとか少ないとか、

整地で何とでもなることは

選ぶポイントにするには弱いです。

何に注目して土地を選べば良いか、

整理してみましょう。

アクセスのしやすさ

山を買ってキャンプ、と言っても

住むのは自宅です。

休日に山の手入れやキャンプを行うとして、

自宅から通うのに負担が少ない距離であることが

とても重要です。

人それぞれとは思いますが、

自宅から買った山林まで

1~2時間以内の距離であれば

それほど負担にはならないでしょう。

また、自分の土地まで

車で近づくことが出来る、ということも重要です。

付近に車道が無いということも珍しくないので

アクセスの容易さは

見ておくべきポイントです。

自分の土地に行く途中、

他人の土地を通る場合は要注意です。

飛び地になっている場合などですね。

管理されている間はいいですが、

放置されると木々が生い茂り

通行できなくなります。

他人の土地で勝手に草刈り・伐採するのはNG。

そのため、

キャンプ地まで自分が管理できる土地で繋がっていること

または公道に繋がっていること

が、ひとつの条件になってきます。

山奥が良い、という野営愛好家さんは

道程も楽しめる可能性があるので

また別の条件になりますね。

途中、冒険を楽しめるような環境が良いとか。

沢や吊り橋があると良いとか。

キャンプと野営は

考え方を分けた方が良いです。

傾斜が少ないエリアがあること

山はほとんどが傾斜ですが、

これまでの保有者が手入れしてきた場合は

平地になっていたりします。

昔は畑や果樹園をやっていた土地、とか。

平地が多ければ、

整地の苦労が少なくて済みます。

斜面を削って平地を作る作業は

とても大変ですし、

維持も苦労しますので

長年、平地として安定している土地を

選ぶと良いです。

もうひとつ、近くに崖が無いこと。

いくら平地があっても、

崖崩れのリスクがあっては危険です。

つまり、できるだけ

広い平地があるほうが良いです。

でもそういう土地は価格が高かったりするので

やはり現地を見て判断ですね。

周囲の環境

山林といっても、

都市の端にある小さな森林もあれば

山奥の秘境みたいなところもあります。

キャンプが目的であれば、

あまり山奥に行くのは危険です。

遭難や獣害のリスクが高くなります。

住宅地から少し山に入っただけでも

世間とは隔離されたような環境に

充分浸れるので、

できるだけ付近の町から

離れないほうが良いです。

買い物なども便利ですし。

町の近くであれば、

比較的整備されている土地も多いです。

山林は、どれくらいの価格で買えるのか?

山林を買う、そして維持する。

当然ですが、とんでもない金額が…。

え?意外と安いって?

無料の場合もある??

イメージと全然違いますが、

ちょっとみてみましょう。

山林の購入価格

山林は1坪当たりの購入費が

とても安いようです。

あくまでも宅地と比べて、ですが。

1坪あたりの販売価格は50~10,000円と幅が広いです。

都市に近いほど坪単価が高い傾向にあり、

平地が多いなど条件の良い土地は

もっと高くなる場合もあります。

例えばですが

都市に近い山林A:500坪で300万円

農村の奥地にある山林B:10,000坪で600万円

林業に適した森林の山林C:90,000坪で3000万円

と、様々な土地が売られています。

ここで見なければいけないのは、

実際に使える土地がどれくらいの広さか、ということ。

例えば1,000坪の土地があったら

その中でキャンプに使える土地はどれだけあるのか?

ということが重要です。

斜面しかない場合もありますから。

価格に関しては、

土地の持ち主とうまく交渉できれば

数万円で譲ってもらえることも。

場合によっては無料ということもあり得ます!

※手続きにかかる費用・税金は発生します。

ただし、

実際にキャンプ場として使えるかどうかは

下見するまでわかりません。

価格だけに惹かれないように注意ですね。

→たくさんある!山を購入する時の注意点!

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