【虫対策・完全保存版】虫対策をして快適なキャンプを手に入れよう!【蚊・ブヨ・アブ・蜂・マダニ・その他】

【虫対策・完全保存版】虫対策をして快適なキャンプを手に入れよう!【蚊・ブヨ・アブ・蜂・マダニ・その他】

こんにちは。

足が6本以上の生物は

無理!!!

超絶虫嫌いキャンパー、こんたろです。

6月に入り、少しずつキャンプ場も再開し始めました。

ツイッターでは、連日キャンパーさんの楽しそうな様子が流れてきます。

ぼくは本気で虫がダメなので

本来であれば、暖かい時期はキャンプに行きません。

しかし、今回の自粛によって

冬~春のキャンプに行けなかったせいで

すぐにでもキャンプをしたい…!

そのためには

とにかく虫を、

虫をどうにか避けなければ…!!

ということで今回は

キャンプ中の虫対策についてです!

家族連れのファミリーキャンパーさんにも参考になるかと思います。

出現しそうな虫と対策を把握する

「虫」といってもいろんな虫がいます。

蚊、蜂、アブ、ブヨ、などなど。

場所や時期、時間帯によっても

出現する虫が違います。

虫が違えば効果的な対策も変わります。

蚊よけのスプレーさえあればOK、とはいかないのです。

実際、何度も刺されましたからね。

まずは、おおまかにでも

虫の出現パターンを知っておくことが必要です。

日中に出るのか、夜に出るのか。

ミントが嫌い、黒色に寄ってくる。

高い温度に寄ってくる、二酸化炭素に寄ってくる。

虫によって様々です。

出てきそうな虫の生態がわかったら

それぞれに効果的な対策を

準備していきましょう。

それでは、キャンプ場に出現しやすい虫を

みていくことにします。

見たくはないけど

姿を知ることも大事なので

虫の写真や動画を出します。

苦手なひとは覚悟を決めてください。

ぼくだって嫌ですよ。

記事書くためにすごい数の虫を見て、軽く鬱です。

うぅ、ぞわぞわする。

それでは。

蚊(か)

いきなり画像のダメージがでかい。

蚊にも種類があるようですが、

どれも虫です。

あの耳ざわりな音で吸血しにくる

極限にうっとうしいアイツ。

血を吸うのは雌だけらしいけど

そんなの関係なく嫌ですよね。

蚊の生態と害について

出現時期

種類によるが、5月~12月頃。

昼間に活動する種と、夜に活動する種がある。

屋外に多いのは昼間に活動する種。


出現場所

どこでも。少量の水溜まりがあれば湧いて出る。

特性

視力は弱い。

温度、臭い、二酸化炭素の濃度を感知して寄ってくる。

害①

人、犬、コウモリなど動物の肌にとりつき、血を吸う。

吸血時に痒みの元となる体液を注入するので痒くなる。

痒みは1日~数日続く。少し赤く腫れる。


害②

刺されると、まれにアレルギーを起こす体質の人がいる。

異常を感じたらすぐ病院へ。

害③

伝染病の媒介となっている可能性がある。

異常を感じたらすぐ病院へ。

害④

羽音が非常に耳障り。

日本では一般的に実害は軽いものだけど

とにかくうっとうしいですね。

人が寝てるときに耳元を飛ぶヤツらに

安眠妨害されること多々。

足の裏とか、

掻きにくいところを刺されると

悶絶します。

蚊は住宅地にも出現するので

対策品が多く、手に入りやすいのが救いかな。

意外と寒い時期にも出現するので注意ですね。

蚊の対策

基本的な虫対策は、肌を露出しないことです。

帽子を被り、長袖シャツに長ズボン、靴下、靴を着用します。

首にはタオルなどを巻くのもいいですね。

しかし暑い時期にそれはあまりにも過酷…。

なので、肌を露出させるための対策品を少しご紹介します。

蚊を避ける(刺されるのを防ぐ)ためのものと、殺すためのものがあります。

蚊を避けるためのもの

体に塗るものが多いです。

スプレータイプ、ジェルやミストタイプ、シートタイプなど様々です。

蚊よけの有効成分はいくつかありますが、

「ディート(ジエチルトルアミド)」が含まれているものが多いです。

ディートは、寄ってきた蚊の感覚を麻痺させて

刺せなくするという効果があります。

ディートの濃度によって、効果の持続時間が変わります。

濃度が高いと持続時間が長いということです。

ディートは汗で流れてしまうので

たとえ濃度の高いものを使う場合でも、

汗をかいたら塗りなおす必要があります。

1点、非常に大きな問題があります。

ディートは子供への健康被害が報告されています。

製品に書かれた対象年齢と使用回数制限について

しっかり確認しないといけませんね。

「子どもに使うならディート不使用を選ぶ」

という選択をしたほうが良い気がします。


〇フマキラー スキンベープ ミストタイプ

ディート10%です。

12歳以下の子供には使用制限があるので、使用上の注意をよく読む必要があります。

これは香りがさわやかで、とても使いやすいです。

ぼくのソロキャンプでは大活躍しています。

首元などは、一度手のひらに出してから塗るといいですね。

ボトルの見た目も涼し気で、そのへんに出しておいても不快感はありません。


〇アース サラテクト 虫よけシート

ディート10%。

ミストと同様、子供への使用制限があるので注意が必要です。

BIGサイズのシートなので、大人でも1枚で体中塗ることができます。

携帯に便利なので、ボトルがかさ張るようであればこちらを選択するのもいいですね。

ディートは子供に使えないから困る、という場合は

「イカリジン」がおすすめです。

こちらは子供への健康被害事例が無く、より安全です。

また、ディートは衣類の変色や変形を生じる場合がありますが

イカリジンはその点も大丈夫です。

濃度は持続時間と関連があります。


〇フマキラー 天使のスキンベープ ミスト プレミアム

イカリジン15%。

子どもにも安心して使えますが、

目や口に入らないようにだけ注意してくださいね。


〇キンチョー プレシャワーDFジェル

イカリジン5%。

濃度が低く、かなり小さなお子様への使用を想定した製品のようです。

さすがに赤ちゃんに使うのは避けたほうが良い気がします(舐めてしまうので)

化学成分ではなく、天然植物由来の成分を使った製品もあります。

天然だから、植物由来だから、絶対に化学成分より安全だ…

そう信じてしまいがちですが、

実は危険なものもあるようです。

詳細はこちらの記事などをご参考に。

ヘルスUP|NIKKEI STYLE|蚊の虫よけ剤、濃度で違う プロが教える賢い使い分け

天然成分を否定するわけではありませんが

何事も妄信するのは危険ですよ、ということで。

虫対策を探していると、

身に付けるガジェット系のものも見つかります。

虫が嫌がる超音波を出すやつとか。


効かない…。

他の方法。

虫よけではなく「狙った場所に虫を集める」ことで

自身の近くから虫を遠ざけるというテクニックがあります。

温度や二酸化炭素に寄っていく習性を利用して、

ガスやオイルを燃料とするランタンを、

自身から離れた場所に点灯させておく。

これだけです。

ランタンには虫が寄り集まるので

離れたところにいる自身には

あまり虫が寄ってこない

ということです。

ぼくはLEDランタンしか持っていないのですが

LEDでも多少の熱があるので、少し寄ってきましたね。

燃料のランタンなら、もっと寄ってくる気がします。

もうひとつ。

大きいのでファミリーとかグループ向けですが、

スクリーンタープを使って物理的に遮断する方法です。


〇コールマン タフスクリーンタープ400

この中でキャンプ活動をすれば、外からの虫の侵入に怯えなくてすみます。

4面ともメッシュパネルになるので、風通しも良いです。

コールマンのドームテントに接続することも可能です。


意外とソロでも使う人がいるようですね。

中で焚き火はできません。燃える。

真夏でも焚き火をするぼくのような人間には不向きですが

普通のキャンパーさんにはおすすめです。

蚊を殺すためのもの

蚊取り線香が有名ですね。

他には、壁にとまることの多い習性を利用した

ワンプッシュタイプもあります。

あとは電撃殺虫器とか、捕虫器というものもあります。

キャンプ場という開放的な空間では、

蚊取り線香はちょっと効果が薄まります。

なので、空間というよりは

タープやテントの幕にとまった蚊を殺す、

ワンプッシュタイプがおすすめ。


〇キンチョー 蚊がいなくなるスプレー

これは効きます。

タープ下でワンプッシュしておくと、

タープに止まった蚊がボトボト落ちます。

テント内にもワンプッシュしておくといいですね。

薬剤噴霧なので、人によっては

口内や顔がピリピリするように感じることもあるみたいです。

ぼくは鈍感なのか、何も気づきませんでしたけど…。

かなり強い薬品であることは間違いないので、

スプレー直後の空気を吸ったりしないように注意です。

あと食材や水、食器などを出す前に噴霧したほうがいいかも。

あまり体内には入れたくないですよね。


〇フマキラー ヤブ蚊バリア

これも評価の高い殺虫剤です。

蚊の潜んでいそうな場所にスプレーすると、

しばらく蚊が寄ってこなくなるというもの。

キャンプでは自身の居場所がほぼ固定なので、

かなり効果的ですね。

このスプレーが手放せなくなって

毎回1~2本使い切る人もいるようです。

一気に大量消費することを考えると

コストは高めかもしれません。


〇富士錦 パワー森林香 携帯防虫器セット

キャンパー定番の一品。

ですが、個人的にはあまり好きではないです。

どうにも蚊取り線香系は匂いや煙が苦手。

リキッドタイプならいいけど。

レビューなどを読んで、気になればお試しください。

ちなみに蚊取り線香と名乗るには一定の基準があるそうです。

へぇ。


〇MAGNA 電撃殺虫器 LEDライト ランタン

ぼくの愛用しているマグナちゃん。

虫のいない時期は普通の暖色系LEDランタンとして使用。

虫が出る時期は電撃殺虫器として使っています。

サイズが小さくて、どこにでも吊るしたり置いたりできるのが良いところ。

使用後は電撃グリッドに虫がついていますが、

防水なので水をかけて洗っても平気です。

小さいですが

電撃殺虫器としてしっかり働いてくれています。

ありがたや。

毎回10匹くらい、これでやっつけてます。

もっと強力なものもありますが、

非常に大きくなりますので、キャンプ向けとしてはイマイチ。

蚊を退治しにキャンプに来ているのではありませんから、

ほどほどにしておくのが良いですね。


〇アイリスオーヤマ カーペットクリーナー ななめカット

通称コロコロ。

ななめカットでめくりやすい。

って何の冗談だよって話ですが、本気で蚊を殺す対策グッズです。

詳しくはこちらの記事を。

FNNプライムオンライン|「コロコロして蚊を捕獲」⁉SNSで話題の方法は有効か プロに聞いてみた

見るのも触るのも嫌という、ぼくのような人には

これが最善の殺虫方法。

難点は射程が短いことと、キャンプ用品としてはただ邪魔であること。

しかし一度試してみてください。

これけっこういけますよ。

蚊に刺されたときの対処法

どれだけ対処しても、刺されるときは刺されます。

なので、対処法も用意しておきましょう。

まず、民間療法は行わないほうが良いです。

例えば刺された箇所に爪で十字を刻み込むとか。

43℃のシャワーを当てるとか、蒸しタオルをあてるとか。

やらないほうが良いと思ってます。

ちゃんと科学的な根拠があって、

効果が実証されているものを取り入れたほうが

安心して使える気がします。

蚊にさされて痒くなる原因。

蚊の唾液にはアレルゲンが含まれていて、

アレルギー反応によりかゆくなると推測されています。

アレルギー反応には個人差があるので

蚊に刺されても平気な人(症状が出ないから気付かないので、刺されにくいと勘違いする)もいれば、

めちゃくちゃに腫れて激しい痒みが起こり、ひどいときは呼吸困難になる人もいます。

温めるとアレルゲンの拡散が早まる可能性があるので

「温めるのは良くない」となります。

腫れる場合は冷やす方が良いですね。

爪で傷を付けるのも

雑菌が入るのでNGです。

注入された毒素を抜く道具として、

ポイズンリムーバー(エクストラクター)

というものがあります。

注射器のような形をしていて、

刺されたところを真空にして

毒素(蚊の場合は唾液)を傷口から吸引するものです。

ただ、蚊の場合は刺されたことに気付くのが遅れがちで、

唾液自体も少なく、傷口が小さいので

効果的に使うのは難しいです。

ということで。

王道の答えしか残りません。

流水で洗って、お薬を塗って、できれば冷やしましょう

が正解のようです。

お薬はいろいろありますので、薬局でおすすめを聞くのもいいですね。

選ぶ目安ですが、主な成分は以下の3つです。

・ステロイド … 炎症を鎮める
・抗ヒスタミン … 痒みを鎮める
・抗生物質 … 化膿を抑える
蚊のアレルギーがそれほど強く出ない人は、抗ヒスタミンを選ぶといいですね。

腫れているような場合はステロイドに抗生物質が含まれたものを選ぶと良さそうです。

ステロイドはあまり強いものだと副作用も強く出る場合がありますが、

とても効果が高いです。

さっさと治してしまいたい人はステロイド系で。

これに清涼成分や殺菌消毒薬、皮膚の再生を促すヘパリン類似物質などが入ったものもあります。

お薬は人によって合う・合わないがあります。

ぼくからは、とりあえずこれ持っておけば安心かな、というものをひとつだけ紹介します。


〇ムヒ【指定第2類医薬品】ムヒアルファEX クリーム

PVA+ジフェンヒドラミン塩酸塩の組み合わせ。

清涼成分も入っています。

PVAはステロイドですが、患部に効いたあと低活性に変わるので副作用が出にくいそうです。

ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分ですね。

とにかく効き目にこだわったお薬です。

蚊だけでなく、ノミやダニ、毛虫、ムカデ、クラゲなどに刺されたときにも効果があります。

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なんかもう蚊だけでげんなりしてきましたが

キャンプではたくさんの虫が出現しますので

気を取り直して見ていきましょう。

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→他にもキャンプでは色々な虫がたくさん!

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