
ナッツオイルでオイルフィニッシュ
オイルフィニッシュとは、木目を残したまま油で木材をコーティングすることです。
塗料を使って色を変えれたり、油膜で作品を保護できます。
何といっても商品で売っているかのような色合いに落ち着くので、見栄えがいいです。
そして今回は、口に入るかもしれないスプーンをオイルフィニッシュするので食用油のナッツオイルを使用します。
他にはしっかり乾燥させればカシューなどでも大丈夫です。
刷毛(はけ)は師匠からは水彩絵の具とかで使う筆でいいと言われましたが、一応木工用の刷毛を購入しました。
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このように落花生の油です。
家庭にあるサラダ油でもコーティングできるのですが、水気が強く乾燥しにくいのでオイルフィニッシュには向いていません。
健康にいいといわれる荏胡麻油でもできます。
油を適量出して、刷毛に染み込ませます。
刷毛は使用する前にムダ毛を抜いておきましょう。手櫛でポロポロとれます。
これをしとかないとコーティングした際に毛が付着したまま乾燥したり、ムラが出たりします。
油を使用するので手袋等の装着をおすすめします。
本当は作品に針を刺し固定して塗るのが良いのですが、道具がないので素手掴みです。
塗り方も師匠から教えていただいたのですが、大きい作品(机や椅子)などの塗り方なので小さい作品に向いていないそうです。
本来であれば30°の角度で塗ったりするらしいのですが、今回は雑にいってます。
それでも塗り終わった後はいい色になります。
こんな色は檜や杉特有できれいです。
植物性油脂なので乾燥に時間がかかります。
地域によって違うらしいのですが、だいたい1日放置していたら乾燥します。
その際に特別な乾燥台などはいらずビニール袋に入れ乾燥させます。
なぜビニール袋にいれるかというと、乾燥中に埃などが付着する場合があるからです。
口を締めてしまうと乾燥しにくいので少しクシャっとするだけで大丈夫です。
あとは乾燥のつきにくく風通しの良い所に置き放置です。
僕の家の妖精達にうまくできるよう見張ってもらいます。
そして翌日袋から取り出してみるとオイルフィニッシュした直後とは違い少し落ち着いた色合いになっていました。
木目が強調されており綺麗です。
触り心地も滑らかにしっとりしています。
これで完成ではなく、本来であれば後数回はオイルフィニッシュしていくようです。
カシューなどで塗装した場合は更に水研ぎを行うのでまだ時間がかかりますね。
僕はここまで仕事終わりに数時間作業し5日程度で出来ました。
だらだらやってたので遅くなりましたが、案外早く出来た気がします。
みなさんも昔に戻って物作りしてみてはどうでしょうか?
特にキャンプで刃物を持っている方は使う機会がないのであれば一度試してみては?
僕が今回木工を始めようと思ったのも使う機会が少ないナイフ達を活躍させるためです。
キャンプ中も出来て一から自分好みの物を作るのはなかなか楽しいですよ
それではまた次回で!
この記事が面白いと思って頂けたら、普段は”強欲男は身を窶す”というblogで執筆をしているので宜しかったら遊びに来て下さい。ありがとうございました。