
こんにちは!
皆さんキャンプしていますか?
外に出づらい昨今、キャンパーさん達はどう過ごしているのでしょか?以前にあげた記事の様にキャンプギアの製作も良いですし、youtubeでキャンプ動画を観て思いを馳せる人もいるかもしれません。そんな中僕の中で結構面白いのがキャンプギアメーカーさんのwebカタログを見る事です。知っているメーカーでも意外な新商品があったり、隠れた名機があったりと新鮮な発見をする事が出来ます。
https://www.e-mot.co.jp/catalog/index.asp
モチヅキさんのカタログはこちら。THERMARESTが収録されているのは3つ並んでいる中の一番上です。
そんな中モチヅキさんが取り扱うTHERMARESTさんが2020年から今まであったR値『R‐Value』がちゃんとした統一規格になったのでご紹介したいと思います。
R値というのはそのマットの上で寝た際の地面からの冷気を防ぐ”断熱性能”の値なのですが規定の測定方法がなく、同メーカー内ですとR値を基準に暖かさを把握できたのですがメーカーを跨いでしまうとどちらの方がより暖かいのかが分かりづらく、判断に迷う仕様でした。
下記THERMARESTからのR値新基準についての転載になります。
R値の新基準
サーマレストといくつかのアウトドアメーカーは、世界最大の民間国際標準化・規格設定機関のASTMと共同でマットレスのR値を測定する新基準を設定しました。この新基準は2020年から採用され、すべてのマットレスにはこの新基準に基づくR値が表示されることになります。これまで様々な基準で測定されていたR値が、初めて同一基準のもとに測定されることになり、メーカーやブランドを問わず、すべてのマットレスの断熱性を比較することが可能になります。
R値の試験方法
新しいR値は2枚の板を使用して測定します。試験は、2枚の板でマットレスを挟み、マットレス下側の板を冷やし、マットレス上側の板が一定の温度を維持するのに使用したエネルギーを測定します。このデータは、マットレスが下側の板から伝わる冷たさを上側の板に伝えないようにしていた断熱性を表します。このデータを元に新しいR値が確定します。
マットレスの選択方法
R値は断熱性を示す数値です。R値が高ければ高いほどマットレスは温かく感じられますが、R値から正確な使用温度を導き出すことはできません。マットレスを選択する際は、適応する季節を表したチャートがひとつの指標になります。ただし、湿度や使用するシェルター、地面のコンディション、個人の好みなど様々な要素が混じり合うため、チャートで推奨するR値よりも高い、あるいは低いマットレスを選択することがあるかもしれません。
とのことです。新規格ですべて計測し直したとのことなので今までのモデルに関しても設定されているR値が変わりました。
こちらに各対応メーカーの旧規格、新規格を比べた図があるのですが(英語サイト)
全体的にインフレータブルタイプ(空気を入れて使うタイプ)はR値の表記が大きくなり
逆にクローズドセル(ウレタンマットなど)は数字が低くなっているという内容です。
2020最新版R値に対応しているメーカーは下記のブランドになります。
THERMAREST
Sea-to-Summit
REI
NEMO
Exped
Big Agnes
Klymit
Mountain Equipment
特にNEMOなどは以前R値に対応しない理由としてメーカー毎にバラツキのある規格を発表できないという旨のインタビューを見たことがあるので今回の新規格には納得しているのかなと思っています。
上記ブランドの商品同士ですとある程度安心して比較、検討が出来る様になりましたので、今後マットを検討する方には参考になると幸いです。
何か皆さんのキャンプライフのお手伝いになれば幸いです!
それではまた!